新松戸中央公園(松戸市新松戸)で4月21日、「新松戸チャリティーフリーマーケット」が開かれた。
新松戸に多数のマンションが建設され住民が急増した1980年代末に、地元住民によって始められた小規模なフリーマーケットが前身で、1994年から現在の形となった。
実行委員会を組織する団体は、生活協同組合、保育園、少年野球チーム、障がい者福祉事業所、農家など。開始当初から「住民の交流と連携を通して地域のまちづくりに貢献する」を基本理念に開催を続けている。
実行委員枠の25ブースと、公募出店枠の100ブースで、古着、陶磁器、おもちゃ、古本、ハンドメード雑貨などが販売されたほか、かき氷や綿菓子、うどんなどの飲食屋台も出店し賑(にぎ)わいを見せた。
できるだけごみを出さない工夫として、ごみの持ち帰りや食器の持参を呼び掛けたほか、食器を一つ20円で貸し出す「おわん屋」が設けられた。音楽ステージには合計7組のアーティストが出演した。
歌を披露した松戸市在住の歌手で日本舞踊家の乃々梅(ののうめ)さんは、実行委員会の団体の一つ、NPO法人「松戸くらしの助っ人」とかねて縁があったため、今回初めて出演したという。
乃々梅さんは「地域のイベントを共に盛り上げたいという思いで出演させてもらった。以前ショッピングセンターや路上でライブをしていたので、その頃に戻ったような、自分の活動の原点を見た気持ちになり楽しめた」と話した。