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市内初の「新松戸バルフェス250」、開催へ-「流し」が参加店舗巡り歌や手品を

「新松戸バルフェス250」で参加店「えびす顔」(松戸市新松戸2)で歌を披露する「松戸流しの会」メンバー

「新松戸バルフェス250」で参加店「えびす顔」(松戸市新松戸2)で歌を披露する「松戸流しの会」メンバー

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 新松戸駅(松戸市幸谷)周辺で6月13日からの3日間、「新松戸バルフェス250」が開催された。

「新松戸バルフェス250」で人気No.1のショットバー「Adonis」(松戸市新松戸1)

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松戸市内での街バル開催は今回が初めて。駅周辺の飲食店10店舗が参加し、バル限定メニューなどを提供した。参加者は、250円10枚綴りのチケット2,500円を購入して支払う仕組み。

 期間中は「松戸の流しの会」に参加したプロ・アマミュージシャンやマジシャンが各店舗を巡り、投げ銭式の「流し」で歌や手品を披露し盛り上がった。

 同イベントの実行委員会を運営する「J-doc company」 (松戸市新松戸4)代表の影山貴大さんは、起業前にボランティアサークル「シェイク・ハンズ」の代表として、地域のイベントへ積極的に参加。街の活性化をテーマに同イベントを企画した。他所では「街バル」は、すでに誰もが知るイベントだが、市内では、開催実績がなく、認知度に不安があったという。

当初は30店舗を予定していたが、商店会などの協力を得られず、最終的には10店舗の開催となった。参加しなかった店舗は「関心はあるが今回は様子見」だったという。

「とは言え、ジャンル的にはあまりかぶらない店が参加してくれたので、参加者からは、大きなトラブルもなく評判は上々だった。『いろんな店の料理を楽しめた』『今まで入りづらかった店に入る機会ができてよかった』などの声が多く聞かれ、満足度が高かった一方、『混んでいて店に入れなかった』『ランチとディナーの間にカフェやスイーツの店もあったほうがよい』などの意見もあった。店舗数と販売チケット数の割合と各店の営業時間帯の調整、開催期間中の既存顧客との共存など、今後の課題が見えてきた」と影山さん。

 店舗側の意見としてもおおむね好評で、特に新規店舗などは、その集客効果に満足していた様子。「ラーメン店からは、『流しが歌いに来たラーメン屋は日本で当店が初めて。同業者の間で話題になっている』などの声もあり、他の店舗でも『流し』は大いに盛り上がったと好評だった。利益という面では苦しいところもあるが、みんなでゼロから作ったイベントとしては成功したと思う。近々に次のイベントを仕掛けて行きたい」と意欲を見せる。

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