ドイツ・リーザで開かれる「IDO World Tap Dance Championships 2017」(世界タップダンス選手権大会2017)に11月28日、ダンス・スタジオ「タップダンスラボラトリー」(松戸市仲井町1)のメンバーが日本代表選手として出場する。
チルドレン・デュオの部に出場する田部井璃杏さんと村田実娃さん
今回で20回目となる「ダンスのオリンピック」といわれる同大会。同スタジオからは、16歳以上の女性ソロの部と12歳から15歳のジュニア・デュオの部、11歳以下のチルドレン・デュオの部3部門に日本代表として出場する。
女性ソロの部に出場する尾崎美月(おざきみつき)さんは、同スタジオのチーフ・インストラクターで、今年6月に公開されたタップダンスを題材にした水谷豊さん監督映画「TAP THE LAST SHOW(タップ・ザ・ラスト・ショー)」にも出演した。
尾崎さんは、昨年大会で同部門14位の成績を残し、今回連続出場。「前回は、赤いドレスで『かわいさ』を意識して坂本九さんの『上を向いて歩こう』の曲で踊った。その経験を生かして今大会では、大人の女性を感じさせる衣装と技の一つ『フラッシュ』を振り付けに盛り込んで技術点を狙う」と尾崎さん。
ジュニア・デュオの部は小学6年生の筒井ちひろさんと藤田茉優(まひろ)さん、チルドレン・デュオの部は小学4年生の田部井璃杏(りこ)さんと小学3年生の村田実娃(みあ)さんが出場する。同スタジオ代表の与都明子(よいつあきこ)さんは「チルドレン・デュオの衣装は、日本のアニメを意識したもの。大会では日本の文化を感じてもらえれば」と話す。
同スタジオは与都さんと尾崎さんが二人で立ち上げた県内唯一のタップダンススタジオ。与都さんは「タップダンスを多くの人に知ってもらって、発表の場が増えれば」と笑みを見せる。
同大会は12月2日まで。