松戸市民会館プラネタリウム室(松戸市松戸)で現在、秋の投影番組プログラム「今夜の星空解説とブラックホール」を行っている。
松戸市出身で宇宙飛行士の山崎直子さんが同会館名誉館長を務める同プラネタリウム。愛称は「NAOKO SPACE PLANETARIUM(ナオコ・スペース・プラネタリウム)」。
山崎さんは幼いころ同プラネタリウムに通い、宇宙への憧れを膨らませたという。秋の番組プログラムは、ブラックホールのほか、キッズ&ジュニアアワー「やさしい星のおはなしと『うお座のおはなし』『月にはりついたカエルのおはなし』」も用意する。
同プラネタリウムの玉眞香陽子(たままかよこ)さんは「投影機は来年で40年目となる国内でも古く希少な物。親子で観覧する方が多いが、親からは『子どもの頃見ていたプラネタリウムの投影機材がまだ現役で使われていて懐かしい』などの声も寄せられている。電球を使っているのでレトロな雰囲気も味わえる」と話す。
「ブラックホールの番組は一般向けだが親子で来られる方が多いため、子ども向けにやさしく解説できるように工夫している」とも。「耳の不自由な方にも楽しんでいただけるよう文字解説付きで、星空は松戸市役所の屋上から見たものを再現している。乳児も入場できるので、気軽に足を運んでもらえれば」と来館を呼び掛ける。
投影日は、土曜・日曜・祝日。投影時間は、一般投影「ブラックホール」=10時30分~11時10分、15時30分~16時10分の一日2回、キッズ&ジュニアアワー「うお座のおはなし」=13時30分~13時50分、キッズ&ジュニアアワー「月にはりついたカエルのおはなし」=14時30分~14時50分。入場料は、大人50円、子ども(中学生まで)、65歳以上無料。同プログラムの実施は10月22日まで。