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松戸市立博物館で博学連携展示 昭和初期以降の暮らしの道具を体験

昭和初期以降の暮らしの道具、約170点を展示

昭和初期以降の暮らしの道具、約170点を展示

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 松戸市立博物館(松戸市千駄堀)の企画展示室で現在、博学連携展示「松戸探検 100年前からのくらしのうつりかわり」が開催されている。

博学連携展示「松戸探検 100年前からのくらしのうつりかわり」井戸の展示

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 小学3年の社会科の学習内容に合わせた展覧会で、2004(平成16)年から開催。昭和初期以降の暮らしを「住まう」「食べる」「着る」「くらす」「耕す」「写真でみる松戸のうつりかわり」の6つのテーマに分け、約170点の資料を展示する。

 松戸市内の農家から寄贈された、火鉢、湯たんぽ、炭火アイロン、ランプなどの生活道具を展示するほか、升で小豆を量る、蚊帳に入る、手押しポンプを動かす、米ともみ殻を分ける農具「唐箕(とうみ)」のハンドルを回して風を起こすなど、道具を実際に触って体験できるコーナーも設ける。

 同館が行っている体験教室「親も楽しむ 米づくりと展示づくり -小学生学芸員になろう-」に一年を通じて参加した小学生12人が作成したパネルを展示。1月26日には小学生による解説会を行う(14時、15時)

 期間中の毎週土曜は13時~15時30分に「天秤(てんびん)棒で桶(おけ)をかついでみよう」「風呂敷をつかってみよう」「機織(はたお)りをしてみよう」のワークショップを行う。3月30日は「紙芝居と昔のあそびを楽しむ日」と題し、同館に隣接する「21世紀の森と広場」の「縄文の森」と「森の工芸館」でけん玉やこまなどの昔の遊びを用意(11時~15時30分)。13時、14時30分には紙芝居を上演する。

 同館学芸員の米村創さんは「昔の暮らしやその道具は、現在の生活と比べると不便に見えるかもしれないが、当時を生きた人たちの知恵と工夫が詰まっている。その知恵と工夫を子どもたちが実際に体験し、将来ものづくりをする時などに生かしてもらえれば」と話す。

 開館時間は9時30分~17時。入場無料。月曜・第4金曜休館。5月18日まで。

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