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松戸・常盤平の模型店「ライトモケイ」が閉店へ 55年の歴史に幕

「ライトモケイ」川村渉社長

「ライトモケイ」川村渉社長

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 模型店「ライトモケイ」(松戸市常盤平5、TEL 047-387-3547)が来年1月31日、閉店する。

「ライトモケイ」店内。天井付近にはラジコン飛行機・ヘリコプターが飾られている

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 同店は1969(昭和44)年12月に松戸市内初の模型店「ライト模型」としてオープンした。川村渉社長は「子どもの頃から飛行機が好きで、常盤平団地の造成工事現場でラジコン飛行機を飛ばしていた。航空機のパイロットを目指したがかなわず、26歳の時にラジコン飛行機を中心に扱う店を開いた」と話す。

 事業の発展に伴い、販売する商品もラジコン飛行機のほか、ラジコンカー、鉄道模型、プラモデル、ミニカーなど多様になったという。「1970年代には、店の裏にラジコンカーのコースを作って大会を開いたり、店内にスロットカーの競技場を設置したりした。当時が一番、ラジコンブームが盛り上がっていた時期だと思う」と川村さんは目を細める。

 店を始めて半年後には、ラジコン飛行機・ヘリコプターの愛好者による「松戸ラジコンクラブ」を創設し、店の経営と並行して活動してきた。最盛期の1990年代には約60人が、現在も約30人が活動する。「会員は平均年齢70歳と『元・青少年』になったが、後に続く世代が健やかに育つことを願い、小児がん患者の支援団体や児童養護施設をクラブとして支援している」と話す。

 閉店については「自分の年齢が主な理由。子どもたちには後は継がないと以前から言われていた。事業の承継の申し出が数件あったが、今まで自分が経営してきた店で他人が事業を行うことに抵抗があり、お断りした」と川村さん。「店の営業は終了するが、松戸ラジコンクラブの本部顧問としての活動は今後も続けるので、建物はクラブの事務局として使うことを考えている」と明かす。

 営業時間は10時~19時。月曜・火曜定休。12月30日~1月3日は年末年始休業。閉店セールを現在行っており、12月は鉄道模型、1月はラジコン関連商品が対象。

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