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松戸で科学と芸術の国際フェス アーティストと市民が共に企画

昨年の「科学と芸術の丘2023」で展示された作品「ERBSENZ?HLER(エンドウ豆のカウンター)Quality Sorter V1」を体験する来場者(撮影=Ayami Kawashima)

昨年の「科学と芸術の丘2023」で展示された作品「ERBSENZ?HLER(エンドウ豆のカウンター)Quality Sorter V1」を体験する来場者(撮影=Ayami Kawashima)

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 「科学と芸術の丘2024」が、国指定重要文化財の戸定邸(とじょうてい、松戸市松戸)とその周辺で10月25日~27日に開催される。

昨年の「科学と芸術の丘2023」のオープニングトーク

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 同イベントは、文化を軸とした都市ブランドづくり、クリエーターやアーティストが活躍できるまちづくりを掲げて松戸市が展開する取り組みの一環として2018(平成30)年から毎年開催している国際アート&サイエンスフェスティバル。オーストリアに拠点を置く世界的なメディアアートの文化機関「アルスエレクトロニカ」の協力を得ながら、市民主体、市民参加型のイベントとして、クリエーティブな活動を行うメンバーを中心に組織した実行委員会が主催する。

 フランス在住のアーティスト、Diane Cescuttiさんによる、西アフリカの織り機とコンピューターを組み合わせ、織物機械に改造した「Nosukaay」など、6つの作品を戸定邸で展示するほか、サテライト会場「キテミテトナリ」(松戸市松戸)でも3つの作品展示を行う。展示に関わるアーティストなどによるトークを26日・27日に行い、オンラインでライブ配信もする。現地での聴講はウェブサイトから予約が必要。

 千葉大学大学院園芸学研究院応用昆虫学の野村昌史研究室による、戸定が丘歴史公園で昆虫を観察する「科学と芸術の丘探検隊」(参加費500円)、松雲亭を会場に一番遅いミニ四駆を決めるレース大会「ワイルド遅四駆をつくって自然の中を走らせよう!」(同2,000円)など4つのワークショップを行う。ウェブサイトから参加申し込みが必要。

 戸定が丘歴史公園では、3日間で約30店がパン、菓子、野菜、飲料、生花、アクセサリーなどを販売する「丘のマルシェ」を各日10時30分~16時に開催する。

 実行委員会で広報を担当する平井萌さんは「今年のテーマ『City of Artists ~つくるをひらく~』に合わせ、一人一人のアーティスト性を『ひらく』実践の場として、参加者も自ら『つくる』を体験できるプログラムを展開する。初めて芸術祭に参加される方も気軽に参加してもらえれば」と来場を呼びかける。

 開催時間は10時~16時30分(27日は16時まで)。入場料は一般=1,500円(前売り1,000円)、高校生・大学生=1,400円(同900円)、松戸市在住・在勤・在学者=500円、中学生以下無料。前売り券はチケット販売サイト「Peatix」(ピーティックス)で申し込みを受け付ける。雨天決行。

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