イチジク農園「ファーム根本」(松戸市幸田、TEL 090-6193-4688)が7月21日、今シーズンのイチジクの販売を始めた。
同園は2015(平成27)年開園。代表の根本一夫さんは100年以上続く農家で育ったが、自らは調理師の道に進み、定年退職まで26年間、ホテルでシェフとして勤務した。50代半ばにイチジクの木を1本畑に植えてみたところ、思いのほか出来が良かったことがきっかけでイチジク農家を始めたという。現在はイチジクのほか野菜も生産し、この時季はトマト、ナス、島オクラ、ピーマン、枝豆などを販売している。
40アールの畑で約220本のイチジクの木を栽培。あっさりとしてみずみずしい「桝井ドーフィン」、ねっとりとして濃厚な味の「ロングドゥート」、甘みと酸味のバランスが良い「ブリジャゾットグリース」など5つの品種を生産している。例年、生イチジクの販売は8月初旬から始まるが、今年は天候の関係で10日以上早く収穫が始まったという。
価格は1パック(2、3個入り)440円~。当日8時以降に電話で取り置き依頼を受け付ける。「こぼれいちじくシフォン」「いちじくポーネ大福」など、イチジクを使ったスイーツも販売する。予約は前日まで、電話とインスタグラムのメッセージで受け付け、販売当日の朝、採れたてのイチジクで作る。
根本さんは「猛暑続きで、体にはこたえる暑さになっているが、イチジクにとってはとても良い気候。そのためか、品質が非常に良く、甘みのあるイチジクが実っている。気軽に来園してもらえれば」とアピールする。
直売所の営業時間は8時~12時。