「OVER TAKE Cafe(オーバーテイクカフェ)」(松戸市二十世紀が丘萩町、TEL 047-711-7666)が3月11日にオープン1周年を迎える。
ツナスパゲティ(800円)、サンドイッチ(700円)、コーヒー(ホット、アイスとも500円)などを提供するカフェ。店舗面積は約9坪。席数はカウンター=4席、テーブル=4卓16席。
宮城県東松島市で身体障がい者が焙煎(ばいせん)したコーヒー豆を使っているほか、同市で東日本大震災の被災者や身体障がい者が作った菓子や雑貨などを店内で販売している。航空自衛隊のアクロバット飛行隊「ブルーインパルス」の所属する松島基地が東松島市にあることから、ブルーインパルスのグッズも扱う。
店主の青木晃子さんは「前職で社会貢献活動をしており、東日本大震災復興支援の中で、東松島市の仮設住宅で暮らす主婦たちがソックモンキー「おのくん」を製作するプロジェクトを主に支援していた。退職後も東松島市の人々との交流は続いていたので、夫が経営するバーの昼間の時間帯を利用して、東松島市から仕入れてカフェを開きたいと考えた」と振り返る。
東松島市の被災者や障がい者が作った商品を継続的に仕入れて販売することで、雇用創出につなげるとともに、東松島市の被災者や障がい者について同店の利用者が知るきっかけを提供する。青木さんは「経済面だけでなく人や心もつながり、循環することを目指している」といい、自らの店を「循環型復興・障がい者応援Cafe」と呼ぶ。
1周年を記念して、3月11日・12日の12時~16時に「買って東北応援イベント」を開催する。2日間限定で「おのくん」の里親を募集(販売)する(1,000円)ほか、餌(材料)になる新品の靴下の寄付も募集する。ブルーインパルスアクセサリー(各2,000円)、「京都かいらし」(京都市)のフェルト製ブルーインパルスマグネット(1,000円)なども販売する。
青木さんは「1年間営業してきたが、まだまだ認知度は低い。少しでもたくさんの方に、ゆっくりとした時間を過ごしてもらいながら飲食してもらえれば、被災された方やハンディのある方への発注を増やすことができる。皆さまに当店を知ってもらい、利用してもらえれば」と呼びかける。
営業時間は12時~17時。火曜・水曜、第3月曜~木曜定休。