特別養護老人ホーム「マーシイヒル」(松戸市根木内)で6月25日、来店型保険ショップ「保険クリニック 松戸店」(松戸市本町)による車いすの寄贈式が行われた。
同店の経営母体「アイクリックコーポレーション」(東京都文京区)と朝日生命保険(東京都文京区)が共同で取り組む地域貢献活動の一環。原資は同店の朝日生命の商品の売上から。
この日は、同施設に車いす1台を贈った。松戸市での車いす寄贈は、3月3日の特別養護老人ホーム「松寿園」(松戸市六高台2)の寄贈に続き2回目で、全国規模では8回目となる。
同社の山本裕さんは、「ショップに来店いただいて保険選びや相談の業務をしているが、顧客だけでなく、松戸市の地域に広く貢献したい。最近、介護に関する相談が増えていることもあり、商品の販売だけでなく、社会保険や介護について情報提供することで役に立ちたい」と話す。
寄贈を受けたマーシイヒルは、生活全般に介護を必要とする人向けの「特別養護老人ホーム」(定員90名)、在宅で介護を受けている人向けの短期入所生活介護「ショートステイサービス」(定員20名)、日帰りで入浴、食事、レクリエーションのサービスを提供する通所介護または介護予防通所介護「デイサービスセンター」(定員30名)の事業を行っている。
同施設の島根明さんは、「直近で当施設の平均介護度は、3.9 になっている中で、ほとんどの方が車いすを使っている。今回の寄贈は大変ありがたい。今後とも支援していただけると助かる」と笑顔を見せた。