多世代向けシェアハウス「みかんハウス」(松戸市常盤平1)が11月、入居募集開始から1年を迎えた。
入居者のクリスマスパーティーを準備する川西さんの妻真由美さんと長男の駿平太さん
入居者を集めるため、この1年は外部に開放を前提としたキッチンを備えたスペース=パブリックスペースで各種イベントの開催や体験宿泊を行ってきた。オーナーの川西諭さんは「現在独身の女性や家族の入居者がいて、特に女性からの問い合わせが多く、女性のシェアハウスへの関心の高さがうかがえる」と話す。
「来年3月にはご家族の世帯が入居予定。課題としては1階の部屋の入居がまだないので、いかに入居者を集めるか腐心している」と川西さん。募集開始当初はシェアハウスに関心のある建築関係の人の問い合わせや見学が多かったという。
川西さんは「UR都市機構の海老原良吉さんが見学にお越しいただき、みかんハウスをいろんなところで紹介してくれたおかげか今は大学生の研究対象として問い合わせが増えている。10月は神戸大学の学生が多世代シェアハウス研究のため滞在していた」と話す。
川西さんは「哲学カフェやそば打ちなどの入居者以外の人たちも参加できるイベントを、もっと増やして行きたい。みかんハウスの認知度が上がって入居につながれば」と笑顔を見せる。