松戸市立博物館が「第10回博物館アワード作品展」を、12月10日から同館企画展示室で開く。
博物館アワードイラスト部門・教育長賞受賞作品「愛媛の太鼓祭」
博物館アワードは、同館が小学3年生~中学3年生を対象に、日本の歴史上の人物、遺物、遺跡(史跡)、民俗(祭り・芸能)などをテーマにしたイラストや自由研究を募集するコンクール。博物館に対する児童・生徒の理解を深めるとともに、博物館の積極的な活用を推進する機会とする目的で、2016(平成28)年に初めて開催した。第1回からの総応募作品数は4758点に上る。
今回は自由研究部門に157点、イラスト部門に308点の応募があり、作品展ではこのうち、自由研究部門の入賞作品(特別賞、優秀賞、佳作)50点、イラスト部門の入賞作品241点を展示する。表彰式を14日14時30分から同館講堂で行い、両部門の特別賞・優秀賞受賞者を表彰する。
同時開催展示として、同館が今年実施した「こども体験教室『親も楽しむ 米づくりと展示づくり-小学生学芸員になろう-』」の内容を参加者がまとめたパネルを、「小学生学芸員コーナー」として同作品展期間中に企画展示室前に展示する。展示解説会を13日の14時と15時に行う。
同館学習支援専門員の鵜沼豊さんは「回を重ねることで作品のレベルが高くなってきており、歴史や文化に興味・関心を抱く子どもたちが増えてきていることを実感している」、平松澄明さんは「この作品展を通して『自分の松戸』を発見し、誇りを持ち、ふるさと松戸を愛する心が育まれることを願っている」と話す。
開館時間は9時30分~17時。入場無料。月曜休館(祝日の場合は翌日)。今月25日まで。