
アートイベント「アートラインかしわ2025」が、JR常磐線・東武野田線柏駅(柏市柏)周辺、あけぼの山農業公園(柏市布施)ほかで10月10日から開催されている。
柏にゆかりのある若手から中堅の作家16人の作品を展示する「共晶点」
同イベントは、アートにより柏の新たな魅力を創造しようと、商店街理事長、大学教授、アーティスト、経営者、会社員など、柏の街とアートを愛する人々により構成された「JOBANアートラインプロジェクト柏実行委員会」とNPO法人アートラインかしわが主催する。2006(平成18)年から毎年秋に開催しており、今回が20回目となる。
今回のテーマは、柏の異体字「栢」を当てた「栢花繚乱(ひゃっかりょうらん)」。実行委員会が企画・運営する「自主事業」、会期中にアーティストや団体が柏市内および近郊で運営する「連携事業」を合わせ、41の催しを行う。一部の催しはウェブサイトから予約が必要。
美術作家の川上和歌子さんが、布でできた巨大なタンポポの作品などを展示する「Blooming -毎日のように新しい花が咲く-」を商業施設「柏モディ」(柏市柏1)などで行う。現代美術家の池平徹兵さんは、一人一人が描いた花が一つの木に咲くようにコラージュされた作品「栢花共生(ひゃっかきょうせい)」を参加者と一緒に描くワークショップを行う(10月12日)。同作品は翌日から、ドン・キホーテ柏駅前店(柏1)隣の小柳町通り沿いに展示される。
20周年を記念する催しとして、これまでの開催の様子を伝える写真や参加作家の作品などを展示する「アートラインかしわ20周年記念展」を11月7日~9日に柏高島屋ステーションモールS館(柏市末広町)専門店4階で行う。20年を振り返るとともに、これから柏の街で展開したいアートについてトークを行う「アートラインかしわ2025車座トーク」を11月9日に同館10階で開く。
NPO法人アートラインかしわ副理事長の秦明生さんは「柏駅周辺を回遊しながら、花にちなんだアートを見つけて楽しんでもらえたら」と話す。
入場・参加無料(一部のワークショップは有料)。11月9日まで。