
「科学と芸術の丘2025」が、国指定重要文化財の戸定邸(とじょうてい、松戸市松戸)、松戸中央公園(岩瀬)ほかで10月24日~26日に開催される。
アーティスト、三好彼流さんの作品「大蹴球」(撮影:Rintaro Unno)
同イベントは、文化を軸とした都市ブランドづくり、クリエーターやアーティストが活躍できるまちづくりを掲げて松戸市が展開する取り組みの一環として、2018(平成30)年から毎年開催している国際アート&サイエンスフェスティバル。オーストリアに拠点を置く世界的なメディアアートの文化機関「アルスエレクトロニカ」の協力を得ながら、市内事業者、市内で活動するアーティスト、松戸市などで組織した実行委員会が主催する。
在日スイス大使館科学技術部の協力の下、スイスの研究所・博物館が企画した展覧会「INVISIBLES:微生物たちの隠された世界」の巡回展・サテライト展示など、国内外の科学者やアーティストによる9つの作品を展示する。展示に関わるアーティストなどによるトークを25日・26日(松戸中央公園は26日のみ)に行い、戸定邸で行うトークはユーチューブでライブ配信もする。戸定邸での聴講はウェブサイトから予約が必要。
千葉大学大学院園芸学研究院応用昆虫学の野村昌史研究室による、戸定が丘歴史公園で昆虫を観察する「科学と芸術の丘探検隊」(参加費500円)、松戸中央公園を会場に一番遅いミニ四駆を決めるレース大会「ワイルド遅四駆をつくって自然の中を走らせよう!」(同2,000円)など6つのワークショップを25日・26日に行う。ウェブサイトから参加申し込みが必要。
戸定邸に隣接する戸定が丘歴史公園では、3日間で24店が弁当、焼き菓子、コーヒーなどを販売する「丘のマルシェ」を各日10時30分~16時に開く。
実行委員会事務局を務める松戸市文化スポーツ部文化スポーツ政策課の来海楓香さんは「今回は初めて松戸中央公園でも展示やワークショップを行う。気軽に参加してもらえたら」と呼びかける。
開催時間は10時~16時30分(27日は16時まで)。入場料は一般=1,500円(前売り1,000円)、高校生・大学生=1,400円(同900円)、松戸市在住・在勤・在学者=500円、中学生以下無料。前売り券はチケット販売サイト「Peatix」(ピーティックス)で申し込みを受け付ける。雨天決行。