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松戸市各所の梨が収穫シーズン到来 幸水、あきづきなど10月上旬ごろまで

8月上旬から収穫のシーズンを迎えている「まつどの梨」

8月上旬から収穫のシーズンを迎えている「まつどの梨」

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 松戸市内各所の梨園が収穫のシーズンを迎えている。

シーズンの初めに収穫され、酸味が少なく甘さが際立つ「幸水」

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 「二十世紀梨」の発祥の地である松戸市では、現在は多くの品種の梨を栽培しており、樹の上で完熟させることで濃厚な味わいとなるという。同市で生産する梨は、2020年に「まつどの梨」として「とうかつ中央農業協同組合」が登録商標を取得した。

 松戸市観光梨園組合連合会に加入する、五香・金ケ作地区、六実地区、高塚上地区、高塚下地区の44の梨園で梨の直売を行っている。一部の農園ではもぎ取りも体験できる。今年は暑くなる時期が例年より早く、雨も少なかったため、各園が散水などの工夫をしながら梨を育てているという。

 市内の梨園では、シーズンの初めに収穫され、酸味が少なく甘さが際立つ「幸水」、柔らかく上質なこくのある甘みの「豊水」、梨本来のフルーティーな香りと果汁が楽しめる「あきづき」、「幻の梨」と呼ばれ、香りと甘みが特長の「かおり」などの品種を生産している。

 松戸市観光梨園組合連合会の会長で「むつみ石井梨園」(松戸市六実3)代表の石井義人さんは「暑さは梨の糖度に影響するので、非常に甘く、糖度の乗った梨が出来上がってきている。松戸の梨は10月上旬ごろまで多くの種類が収穫される。時期によって食べ比べてみるなど楽しみ方がいろいろあるので、松戸市内の各園に足を運んでもらえたら」とアピールする。

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