
「矢切の里文学祭・初恋短歌大会」が現在、作品を募集している。
矢切地区の自然や風致を保存し、永く子孫に伝えることや松戸市民の愛郷心に貢献することを目的に活動する市民団体「矢切地区風致保存会」が主催、松戸市観光協会が共催する同大会。明治時代の松戸を舞台にした伊藤左千夫の恋愛小説「野菊の墓」の発表100周年である2006(平成18)年に初めて開催され、今回が20回目となる。
募集するのは初恋をテーマとした未発表の短歌。昨年行われた前回の大会には、一般の部74首、学生の部(高校生以下)598首の応募があった。
矢切地区風致保存会の深山能一会長は「伊藤左千夫は歌人としても短歌を詠んでいた。『初恋』だけを題材にした短歌大会は、この矢切の里文学祭だけと聞いている。これまでに入選した短歌304首は、プレートにして江戸川土手や矢切の渡し公園に設置している。皆さまの投稿をお待ちしている」と話す。
応募方法は、松戸市観光協会のサイトで申込用紙をダウンロードし、同協会に郵送する。在住地、年齢を問わず応募可。参加費は一般の部=1首500円(1人2首まで)、学生の部=無料。締め切りは8月23日(消印有効)。10月26日にまつど市民活動サポートセンター(上矢切)で表彰式を行う。