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松戸市戸定歴史館と市立博物館がコラボ展 徳川昭武・武定父子の足跡たどる

戸定歴史館の外観

戸定歴史館の外観

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 戸定歴史館(松戸市松戸)と松戸市立博物館(千駄堀)の連携特別展「まつど×とくがわ-昭武・武定の生きた明治・大正・昭和-」が7月12日から両館で開かれている。

「まつど×とくがわ-昭武・武定の生きた明治・大正・昭和-」の松戸市立博物館の展示

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 戸定歴史館は、江戸幕府第15代将軍徳川慶喜の異母弟、徳川昭武が隠居後の後半生を過ごした邸宅、戸定邸(国指定重要文化財)に隣接した博物館。昭武とその子孫に関する資料を収集、保存、調査研究、公開している。同館と松戸市立博物館が連携して展示を行うのは今回が初めて。

 同展は、「松戸町(まち)の人たちと徳川家のおつきあい」「自然環境と暮らし」「結びつく“まつど”と徳川家」の3つの共通テーマを基に、両館それぞれの所蔵資料など合わせて約180点を展示し、昭武と息子・武定が松戸で暮らした時代に迫る。関連イベントとして、スタンプラリー、オリジナル手拭い作りワークショップ、両館の学芸員らによる講演会などを行う。

 小学生以上の子どもたちにも分かりやすいよう、説明文を平易にする、展示の位置を通常より低めにするほか、徳川昭武が撮影した写真には昭武をキャラクター化した「昭武くん」のイラストを付けるなどの工夫をしているという。

 松戸市立博物館学芸員の林幸太郎さんは「徳川昭武・武定が生きた時代の松戸市は、近代化が大きく進んだ地域がある一方で、昔ながらの農村の暮らしを残した地域もあった。その様子を伝える展示を見ることで、自分の住む松戸市に興味と親しみを持ってもらえたら」と話す。

 開館時間は両館とも9時30分~17時。月曜休館(祝日の場合は翌日)。観覧料はそれぞれ、一般=150円、高校生・大学生=100円、中学生以下無料。博物館(常設展と連携特別展)と戸定歴史館、戸定邸を観覧できる「戸・博まるごとチケット」(一般=620円、高校生・大学生=300円、ネックストラップ付き)などの特別入場券も用意する。8月31日まで。

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