かんきつ農園「鵜殿シトラスファーム」(松戸市新松戸6、TEL 047-713-0146)が現在、レモンの収穫の最盛期を迎えている。
同園は松戸市横須賀、大金平、新松戸、幸谷、秋山の畑で2010(平成22)年ごろからレモンを中心としたかんきつ類を生産。現在では約1000本の果樹から年間10トンを収穫している。
主な生産品は、レモンとオレンジを掛け合わせた品種で、まろやかな酸味が特徴の「マイヤーレモン」。若い果実は果皮が緑色で、熟すにつれて黄色くなる。同園では「優(すぐ)レモン」と名付け販売している。今シーズンは10月から販売を始め、来年1月中旬ごろまで販売する見通しという。
マイヤーレモンのほか、レモンとヒュウガナツを掛け合わせた品種で、大型で果皮が薄い「璃の香(りのか)」、キンカンとライムを掛け合わせた品種で、果汁の豊富さとサンショウのようなスパイシーな香りが特徴の「ライムクワット」、タヒチアンライム、ブラッドオレンジなども生産する。
同園の生産品は、2018(平成30)年にオープンした直売所「MONPE」(モンペ)で販売するほか、近隣の飲食店への販売、アークヒルズ(東京都港区)で毎週土曜に開かれている「ヒルズマルシェ」にも出店している。2022年には直売所に隣接してドリンクスタンド「M+」(エムプラス)をオープンし、レモンやライムを使ったドリンクを販売している。
代表の鵜殿敏弘さんは「香り豊かな果実を味わってもらえたら。『M+』では採りたての果実を使ったドリンクを来年の年明けごろまで販売しているので、『MONPE』と併せてご利用を」と話す。
営業時間は10時~17時。定休日は、MONPE=月曜(祝日の場合は翌日)、M+=月曜・火曜。