横須賀中央公園(松戸市横須賀1)で8月31日、「第1回モンゴル相撲松戸場所」が開催された。
モンゴル相撲は、「ブフ」と呼ばれるモンゴルに古来より伝わる伝統的な立技組技系格闘技。足の裏以外の部分が先に地面に着いたら負けとなる。手で下半身へ技をかけることは認められないが、足で足に技をかけることが基本。柔道のように組み手争いから始めるが、取り組みの過程で取っ組み合うことはできる。
会場では、モンゴル遊牧民の住居「ゲル」の展示とモンゴル料理やグッズを販売。メーンイベントの「ブフ」では、日本人格闘技選手も参加して6つのグループ(各グループ3組)で予選を行い、決勝に進んだ各グループの勝者は総当たりで優勝を争った。
「ブフ」の勝者は、飴を両手一杯に受け取って会場に投げて振る舞う習慣があるため、会場の子どもたちから「あめ」コールが起き、力士が声のする方へ豪快に投げる光景も見られた。
メーンイベントのほか、日本で馬頭琴と呼ばれるモンゴルの民族楽器「モリンホール」の演奏やモンゴル民謡歌唱、モンゴルの民族衣装「デール」を披露。希望者は「デール」の試着を体験した。