「自家製天然酵母パン工房パオ」(松戸市新作、TEL 047-317-1227)が11月22日、新店舗で営業を再開した。
林耕生さんと妻の侑莉子さんの2人で経営。店名「パオ」は、パンを意味するポルトガル語で、モンゴルの移動式住居という意味もある。「人が集まるパン屋を作りたい」と名付けたという。1996(平成8)年に新松戸三丁目で開業。26年間営業してきたが、建物の老朽化で9月に一時閉店した。
同店が新松戸三丁目で開業したきっかけは約30年前、侑莉子さんが趣味のパン作りで、イーストを使わずにパンを焼くために自家製酵母の研究を始めたこと。耕生さんもパン作りに加わり、国産小麦と果物やジャガイモなどから育てた酵母を使い、ヨーロッパの伝統的な製法で作るというパンを提供する。
提供するパンは約60種類で、焼き菓子は約15種類。全粒粉を45パーセント使った「全粒粉食パン」(518円)、イギリス風の食パン「イギリスパン」(463円)などのほか、手作りカレーの焼きカレーパン(302円)、トマトのピザ(226円)、豆乳ごまスコーン(216円)、オーガニックチョコバナナケーキ(378円)などを日替わりで販売する。
林さんは「粉と酵母でシンプルなパンを焼いている。ふっくらふわふわしたパンとは違った味を試してみてもらえれば」と話す。
営業時間は12時~18時。火曜・木曜・土曜のみ営業。