チョコレート専門店「TribalCacao(トライバルカカオ)」(柏市あけぼの4、TEL 04-7115-9434)が10月1日にオープン5周年を迎える。
カカオ豆の仕入れ、焙煎(ばいせん)・粉砕から、製品になるまでの全ての製造工程を一つの工房で行う「ビーントゥバー製法」でチョコレートを製造する同店。カフェを併設している。店舗面積はショップ、カフェ合わせて8坪、カフェの席数は4席。
店主の橋本直樹さんは「食関係で店をやりたいと考えながら、全国の観光地やアジア・中東の40カ国を3年かけて回り、世界中どの国でも親しまれるチョコレートはチャンスがあると確信した。チョコレートショップを志してからは、アメリカのクラフトチョコレートショップで2年ほど修業していた」と開店までの経緯を振り返る。
店名の「TribalCacao」は「カカオ族」という意味。原料の原産国の人、職人、消費者などチョコレートに関わる人がカカオを通してつながり、仲良く楽しみ幸せを共有したいとの思いを表現したという。
マダガスカル、グアテマラ、ドミニカなど各地のカカオ豆と砂糖のみを使った板チョコレート「チョコレートタブレット」(20グラム760円~)、焙煎したタンザニア産カカオ豆とドライクランベリーにチョコレートをかけた「丸ごとカカオとクランベリー」(580円)などを販売。カフェでは4種類のアイスクリーム(1種300円、2種540円)、ホットチョコレート(650円)などを提供する。
10月1日~8日は5周年記念イベントとして、チョコレートタブレットセット4枚入り(3,100円)、8枚入り(5,800円)をそれぞれ15セット限定で2,500円、5,000円で販売。通常はホットチョコレートにドミニカ産カカオを使っているが、イベント期間中はカカオの産地をドミニカ、エクアドル、バヌアツから選べるようにし、各500円で提供する。
橋本さんは「コロナ禍中は来店客がない日もあり苦しい時もあったが、チョコレートとお客さまのおかげで頑張ってこられた。これからも当店ならではの、面白さをもたらして気持ちがプラスになるチョコレートを作っていきたい」と話す。
営業時間は11時~20時。水曜・第3木曜定休。