企画展「あの日の“まつど”-写真でふりかえる150年-」が9月23日から、松戸市立博物館(松戸市千駄堀)の企画展示室で開催されている。
大正~昭和戦中に消防組(現在の消防団に相当)が使っていた消防用具(まとい、消防服、消防頭巾)
明治時代~平成時代に市内で撮影された写真238点を中心に、実物資料64点を交えながら、明治以降の松戸市域を振り返る展示。松戸市立博物館開館30周年、千葉県誕生150周年、松戸市制施行80周年を記念して開いた。
展示は2部構成。第1部「“まつど”のあゆみ」では、市内の小学校、陸軍工兵学校などの学びやの様子、川のある暮らし、広がる交通網など、さまざまな切り口で明治から終戦までの市民の足跡をたどる。
第2部「『広報まつど』にみるくらしの変化」では、1950(昭和25)年に創刊された「広報まつど」(創刊当時は「松戸市報』」と同紙に使われた写真から、主に1950(昭和25)年~1960(昭和35)年代の急激に変化する市民生活やまちの景観を眺め、現代史の一端を探る。
11月12日まで。
学芸員の林幸太郎さんによる講演会「写真と文書でふりかえる“まつど”」を10月29日13時~15時に同館講堂で行う。松戸市の近代を「松戸町の移り変わり」「水害と戦った坂川普通水利組合の活動」「陸軍工兵学校と近隣地域の関わり」という切り口3つから解説する。定員は67人。申し込みは同館ウェブサイトと往復はがきで受け付ける。10月4日締め切り。
同博物館の開館時間は9時30分~17時。入場無料。月曜休館(10月9日は開館し、翌日休館)。