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流山にカフェ新店 25年越しの夢かなえ開いた「大人が自分に戻れる店」

「焼き菓子屋fossette+」店舗内部

「焼き菓子屋fossette+」店舗内部

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 カフェ「焼き菓子屋fossette+(フォセットプリュス)」(流山市流山4、TEL04-7115-7650)が2月10日、グランドオープンした。

約20種類の焼き菓子を販売

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 焼きたてのキッシュやアップルパイ、フレンチトーストなどを提供するカフェに、マドレーヌやフィナンシェ、クッキーなど焼き菓子を販売する店が併設する。店名はフランス語のfossette(えくぼ)から。店主・中山加津子さんの「食べた人が笑顔になれる菓子を提供したい」という思いを表現している。

 中山さんは「カフェを開きたいと思ったのは、長男を出産して専業主婦になった頃。近くに子ども連れ歓迎の店は多くあったが、大人が静かに過ごせる店がなく、それなら自分で作ろうと思ったのがきっかけ」と振り返る。子育てをしながら少しずつ準備を進め、当初の計画通り、長男が20歳になった2017(平成29)年、流山2丁目に焼き菓子販売店「fossette」をオープンした。

 出店後も、「焼き菓子は焼きたてを食べてもらいたい」と、カフェのオープンに向け5年間準備を重ねた。中山さんは「『fossette』にカフェをプラスしたので、店名も『fossette+』に改めた。『誰かの私』ではなく『ただの私』として、ゆっくり静かな時間を過ごせるよう、カフェの利用は中学生以上、なおかつ一組2人までにしてもらっている」と話す。

 カフェは8席。キッシュとビスケットにサラダ、スープ、ドリンクが付く「焼きたてキッシュプレート」(1,500円)、バニラアイスをのせたアップルパイにドリンクが付く「焼きたてアップルパイ」(1,100円)などを提供する。「焼き上がるまで20分ほど待ってもらっているが、その間に読書をするお客さんや、スケッチを始めるお客さんもいる」と中山さん。

 焼き菓子店では、フィナンシェ(195円)、「fossetteバー」(210円)、フロランタン(200円)、ヘーゼルナッツクッキー(2個220円)など約20種類を販売。祝い事向けのフルーツタルト「お誕生日タルト」の受注販売も行い、来店と電話で注文を受け付ける(直径16センチ、3,980円)。

 中山さんは「丁寧に作った菓子や料理、丁寧にいれたお茶で心をリセットして、また日常に戻っても頑張ろうと思うような時間と空間を提供できたら。焼き菓子を買いに来てくれている小さな子どもたちには『大きくなったらフォセットのカフェに行きたい』と思ってもらえたらさらにうれしい」と話す。

 営業時間は、カフェ=11時30分~17時(ラストオーダー)、焼き菓子店=11時~18時。月曜~水曜定休。

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