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東松戸の古民家で竹紙すき 昔の暮らしをしのぶ見学・体験ツアー

国の登録有形文化財に登録された旧齋藤邸の主屋

国の登録有形文化財に登録された旧齋藤邸の主屋

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 松戸市内各所と「旧齋藤邸」(松戸市紙敷)で10月5日・12日、「見学・竹紙(ちくし)すき体験ツアー」が行われる。

竹紙すき体験の様子

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 旧齋藤邸の主屋が6月28日に市初の国の登録有形文化財(建造物)に登録されたことを記念して行われる同イベント。松戸駅市民ギャラリー、旧齋藤邸、横須賀小学校資料室、市役所を巡るツアーとなっている。

 同邸は、1901(明治34)年に建築された、茅葺(かやぶ)き屋根を備える寄せ木造りの木造住宅。1964(昭和39)年に芝浦工業大学工学部の教授だった故齋藤雄三さんが購入し、整備したもの。1998年に市に寄付され、見学、イベント、竹紙すき体験などに活用されている。

 登録は、農家の建築様式を残しつつ、内装に近代和風建築の要素が加わり、古くからの景観を伝えるものとして評価されたもの。登録有形文化財は、50年以上を経た歴史的建築物で一定の評価を受けたもので、保存しつつ活用が促されるものが対象となっている。

 敷地は5500平方メートルに及び、登録された主屋のほかに離れや竹紙工房を有し、主屋の前庭には梅、桜、松などの樹木が植えられ、裏庭には竹林が広がる。市教育委員会生涯学習部社会教育課・荻村純平さんは「旧齋藤邸の茅葺き屋根の葺き替えを予定しているが、市内の職人の方に依頼する予定。松戸の方にやっていただけるのは幸い」と話す。

 荻村さんは「松戸駅市民ギャラリーには、6月と7月に開催された登録記念イベント『古民家・旧齋藤邸を描こう!』で参加者が写生した絵を展示している。見学や体験を通じて松戸の昔の暮らしを知ってもらえれば」と話す。

 開催時間は10時~15時。

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