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松戸市がベトナム人を採用 市内の同国民急増を受け実態把握を

市国際交流員のレー・ガン・ハーさん

市国際交流員のレー・ガン・ハーさん

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 松戸市経済振興部文化観光国際課で国際交流員としてベトナム人のレー・ガン・ハーさんが7月31日から1年間の任期で働いている。

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 同課の課長補佐・西谷優人さんは「市内のベトナム人は中国人の6000人超に次いで2番目の2000人超。5年前と比較すると5倍の伸びとなっている。市内の日本語学校への就学が大きな要因であると思われるが、実態がつかめておらず、把握が急務となっていた」と話す。

 レーさんは、ベトナム・ハノイ出身の24歳の女性。年々急増する同国民の生活などの実態状況を把握するための調査サポートや市のイベント参加、観光スポット訪問を通じて外国人の視点から市の魅力について情報発信する。市の国際交流事業についてもアドバイザーや通訳として参加する。

 レーさんは、国の語学指導などを行う外国青年招致事業「JETプログラム」で来日。広島大学で1年間学んだ。「子どもの時にテレビの阪神淡路大震災のドキュメンタリー番組で大変な状況で日本人が支え合う姿を見て感動した。それがきっかけで、日本に関心を持ち、外国語大学の日本語学科で日本語を学んだ」と話す。

 「松戸は東京に近く交通の利便性が高い割には緑が多く、住みやすい。早く市内のベトナム人コミュニティーの実態を把握して、彼らの力になりたい」と意気込みを見せる。

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