
カレー店「CURRYSHOP GOSHIKITEI」(松戸市樋野口、TEL 047-363-5526)がオープンして4月10日で1カ月がたった。
店主の砂見源さんは松戸出身・在住の27歳で、ギタリストや作曲家として活動。現店舗と同じ場所で祖父が60年以上前からすし店「五色鮨(ずし)」を、その後叔父が居酒屋「五色亭」を営んでいたが、2022年ごろに叔父が体調を崩したため、経営を引き継いだ。砂見さんと母親、祖母で店を運営する。席数はカウンター=6席、テーブル=1卓4席、座敷=2卓10席。
家族が飲食店を経営していたり、高校で食品加工や野菜の栽培の授業を受けたりするなど料理や食と近い環境で育ったことから、自然に料理が好きになったという砂見さん。「店の引き継ぎは2023年ごろから考えていたが、音楽活動が忙しい時期と重なってしまい延び延びになっていた」と話す。
カレー店への業態変更については「好きな料理がラーメンとカレーなので、どちらの店にしようか迷ったが、カレー店の方が従来の店の設備を生かしやすく、初期投資が抑えられるため決めた」と明かす。
チキンカレー、キーマカレー(以上1,100円)、ポークカレー(1,200円)の3種類を提供。スパイスカレーをベースに、タマネギやトマトのうまみ・甘みを引き出すようにカレーペーストを作り、ペーストをカレーソースにする段階で、メニューごとに異なるスパイスや調味料を加えているという。「自分の好きな味を再現するために研究を重ねて生み出したレシピ。別の具材のカレーも今後数量限定で提供する予定」と砂見さん。
カレー以外には、ココナッツミルクプリン(300円)、クラフトコーラ、マンゴーラッシー(以上400円)などを用意する。
砂見さんは「現在の客層は『五色亭』のお客さんや近隣住民と、音楽関係者が半々くらい。今後は近隣のイベントに出店したり、店内の座敷席をステージとして使い、引き語りライブやDJイベントを開いたりしたい」と意気込みを見せる。
営業時間は、ランチ=11時~14時、ディナー=18時~21時。