「虹色シンフォニーコンサート」が3月8日・22日、小金原市民センター（松戸市小金原6）2階のホールで開かれる。

　松戸市出身の介護福祉士、南波剛さんが運営する「ナンバ音楽Lab」が主催する。南波さんはカシオキーボードの認定講師でもあり、介護予防の推進を目的に市が設立を支援している住民主体型の地域活動団体「元気応援くらぶ」の一つである「青春ポップス楽しい会」のメンバーとして、歌や音楽を通じた地域住民の健康増進・交流促進を目指したコンサートや楽器体験イベントを開催している。

　8日は松戸市介護認定審査員でケアマネジャーの森下愛子さんによる、認知症とその予防法についての講義、体操、発声、デュアルタスク（2つのことを同時に行う脳トレーニング）、歌やゲームで構成される「楽しい音楽療法」のほか、希望者を募ってハンドベルの演奏体験を行う。

　22日は南波さんが鍵盤ハーモニカで歌謡曲や映画音楽などを演奏するほか、「青春ポップス楽しい会」のメンバーによるハンドベル演奏、マジック的な演出による演奏「イリュージョン演奏」、南波さんのキーボードの伴奏で参加者が昭和歌謡を歌う「青春ソングを歌おう」などを行う。参加者の健康年齢の目安にしてもらうため、血液状態と握力のチェックも用意する。

　南波さんは「自分が挫折しながらも音楽に救われたことから、音楽と共に生きる喜びを分かち合うために今回の『虹色シンフォニー』を企画した。音楽を感じて明日の力にしてもらおうと、さまざまな音楽の楽しみを2日間に詰め込んだ。将来への学びと体験が得られる参加型のコンサートに来てもらえたら」と呼びかける。

　13時開場、13時30分開演。料金は1日券＝600円、2日通し券＝1,000円（当日会場で販売）。定員は160人。車いすで来場する場合は「ナンバ音楽Lab」の電話（070-6468-8201）またはショートメールで予約が必要（料金は半額）。