映画「みんなの学校」の上映会が11月30日、松戸市立矢切小学校(松戸市中矢切)の体育館で開かれる。
矢切地区で子どもたちのための居場所づくりを目的に、5人の母親が9月に設立した市民団体「あそびパーク やきりの」が初の主催イベントとして開く。同団体は矢切地区でプレーパークの設立を目指して準備を進めている。
今回のイベントについて、代表の石川智子さんは「子どもの登校渋りを経験後、学校の在り方や学びについて考えるようになった。アンテナを張り巡らせる中で『みんなの学校』に出合って感動し、みんなで見て、知って、考えるきっかけになればと思い企画した」と話す。上映後、自由参加の「感想シェア会」を行う。
「みんなの学校」は大阪市立大空小学校を舞台にしたドキュメンタリー映画。全ての子どもに居場所がある学校づくりを目指し、特別支援教育の対象となる児童も、自分の気持ちをうまくコントロールできない児童も、同じ教室で学ぶ。同映画は、同校で育つ児童たちと、共に歩む教職員や保護者たちの姿をありのままに描いているという。
石川さんは「保護者や先生はもちろんだが、学校に接点がないと思う人にも見てほしい作品。何ができるわけでもないと感じていても、知識を広げることが社会の未来を変えることにつながると信じている」と参加を呼びかける。
開催時間は13時30分~16時(13時開場)。参加費は1,000円(中学生以下無料)。参加申し込みはウェブサイトのフォームで当日まで受け付ける。室内履きと筆記用具の持参が必要。