「松戸市防災フェア」が11月8日、松戸市立松戸高校(松戸市紙敷2)の校庭などで開催される。
NTT東日本が災害用伝言ダイヤルの体験を用意する(前回の様子)
市民が楽しみつつ防災の体験ができるイベントとして、松戸市が昨年11月に初めて実施し、今回が2回目。同市が大規模地震発生時の初動対処要領を確立するとともに、市民の防災意識の向上を図ることを目的に市内各所で毎年行っている「松戸市総合防災訓練」の一環として行う。
市内外の企業・団体が、避難所用の畳・家具転倒防止金具の展示、LPガス小型発電機の実演、防災資材・機材の展示を行うほか、土のう作り体験、防災備蓄食品の試食、トイドローン操縦体験、災害用伝言ダイヤル体験の各種体験を用意する。
松戸市は、AR(拡張現実)・VR(仮想現実)技術を活用した災害仮想体験機器を使用できるようにするほか、避難所用のパーティション、段ボールベッド、仮設給水タンクを展示する。松戸市消防局・松戸警察署は、緊急車両(消防車、パトカーなど)を展示するほか、子ども用の防火衣・機動隊制服の着用体験を用意する。
ステージでは、松戸市消防音楽隊、市立松戸高校モダンダンス部がパフォーマンスを披露するほか、ペットとの同行避難、聴覚障害者に対する災害時情報支援などについての講話を行う。
松戸市危機管理課の住永忠士さんは「昨年の防災フェアは『ドローンやVR・AR体験ができて楽しかった』『スタンプラリーが楽しかった』と多くのお子さん連れの家族に大変好評だった。昨年より時間を1時間拡大し、景品を進呈する防災スタンプラリーも用意しているので、家族や友達と一緒に参加してもらえたら」と呼びかける。
開催時間は9時30分~13時。入場無料。雨天中止。