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産総研柏センターが一般公開 科学の楽しさ・人とのつながり感じる体験を

脳波で忍者ロボットを操作する体験(2024年一般公開の様子)

脳波で忍者ロボットを操作する体験(2024年一般公開の様子)

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 国立研究開発法人産業技術総合研究所柏センター(柏市柏の葉6)が11月3日、一般公開される。

電気が流れる紙で電子回路を作る「忍者の通行手形」

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 産業技術総合研究所(産総研)は2001(平成13)年に発足した経済産業省所管の公的研究機関で、日本の産業や社会に役立つ技術の創出とその実用化や、革新的な技術を事業化につなげるための「橋渡し」と「社会実装」の機能を担う。全国に12カ所の研究拠点があり、柏センターはAIインフラ、XR、人間社会拡張を中核とした研究活動を行っている。

 一般公開は、柏センターが本格稼働を始めた2019年から毎年秋に開催。今年4月に同センターの主な研究ユニット「人間拡張研究センター」が「人間社会拡張研究部門」に組織再編されたことから、一般公開のテーマを一新。人間にフォーカスした前回までの「忍者」からさらに発展し、人々が暮らす地域や社会システムへと視界を広げ、科学の楽しさと人とのつながりを感じてほしいという意味を込め、「まなべる世界 あそべる未来」に定めた。

 VR(仮想現実)装置やパソコンで、仮想空間内に再現された柏センターを探検する「探検!まぼろしの国」、参加者が描いた絵を巨大化してVR美術館に展示する「巨人アートの国」、VR技術で「においのある映像」を体験する「スメルニア王国」、脳波でロボットを操作する「脳動ロボットの国」など13種類のプログラムを用意する。

 同センター所長の蔵田武志さんは「当センターで行われている研究に触れ、楽しんでいただけるコンテンツを準備しているので、地域の皆さまに来てもらえれば」と呼びかける。

 開催時間は10時~15時30分(受け付けは15時まで)。参加無料。一部の体験プログラムは各会場前で整理券を配布する。

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