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松戸・旧齋藤邸と戸定歴史館で能の講座 特別な場所で特別な体験を

「松戸版ユニークベニュー」の一環として2月に旧齋藤邸で開かれた「琉球の唄と踊り」のミニコンサート

「松戸版ユニークベニュー」の一環として2月に旧齋藤邸で開かれた「琉球の唄と踊り」のミニコンサート

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 「松戸の文化財で『能』を堪能」と題する講座が、旧齋藤邸(松戸市紙敷)と戸定歴史館(松戸)で、10月13日と11月8日に開かれる。

1月に旧齋藤邸で開かれた、文化財防火デーの消防訓練

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 会場の旧齋藤邸は、1901(明治34)年に建築されたかやぶき屋根の木造住宅で、芝浦工業大学工学部の教授だった故齋藤雄三さんが1964(昭和39)年に購入し整備した。国の有形文化財に登録されている。戸定歴史館は、江戸幕府第15代将軍徳川慶喜の異母弟、徳川昭武の隠居後の邸宅として1884(明治17)年に築造された戸定邸を利用した博物館。国の重要文化財に指定されている。

 観世流シテ方能楽師で、重要無形文化財総合指定保持者の清水義也さんが講師を務める今回の講座。10月13日は旧齋藤邸で能の謡の体験などを用意。11月8日は戸定邸で舞の実演、解説などを行う。参加者は両会場とも座布団や座椅子に座って受講する。

 松戸市教育委員会文化財保存活用課の大西真さんは「松戸市では、文化財という特別な場所で特別な体験をする『松戸版ユニークベニュー』を推進している。文化財の戸定邸と旧齋藤邸で日本の伝統芸能・能を感じてみては」と呼びかける。

 開催時間は、い組=両日10時~11時30分、ろ組=同14時~15時30分。定員は各組40人。両日参加が必須。参加無料(戸定邸の入館料は必要)。申し込みは、ウェブサイトのフォームと文化財保存活用課宛ての往復はがきで、10月1日(必着)まで受け付ける。応募多数の場合は抽選。

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