
親子向けワークショップを展開する「アートパーク18 ~きみたちはどうアソブか~」が7月6日、松戸中央公園(松戸市岩瀬)で開催される。
「アートパーク18」のシンボル、リスの「どんぐりすまいる」の制作の様子
「アートパーク」は聖徳大学(松戸市岩瀬)の児童学研究所および生涯学習研究所が地域団体、松戸市などと連携し、2008(平成20)年から毎年行っているプロジェクト。昨年は14のワークショップに約1200人の親子が参加した。
今回は、同大学のゼミや研究室などと、市内の事業者や団体などが、合わせて14のワークショップを予定。決められた枠の中で遊ぶのではなく、子どもたちの自由な発想と、主体性・創造性を育むワークショップで、子どもたちに「どう遊ぶか」を問いかけるイベントにするという。
学生らは、段ボール製のリスのオブジェの下で段ボールを積んだりつなげたりした後、絵の具を塗って遊ぶ「どんぐりすまいる」、子どもたちが着てみたい服を作ってファッションショーを演じてもらう「もりのようふくやさんVol.2」、ジブリやディズニーの映画の曲などをさまざまな楽器で演奏する「ポロロン♪もりの音楽会」などを展開する。
松戸市立中学校各校の美術部有志が廃棄されるビニール傘に絵を描いて展示するほか、松戸駅周辺の町会・商店会で構成する「松戸まちづくり会議」がシャボン玉のワークショップを行う。こども館や地域子育て支援拠点の運営などを行うNPO法人「松戸子育てさぽーとハーモニー」は、皿回し、大縄跳び、けん玉などの遊びを用意する。
同大学教育学部児童学科の大成哲雄教授は「最近は保育・教育現場でも遊べない子どもや大人が増えてきているとよく耳にする。社会の変化に伴い遊びの体験が少なくなってきているのではないかと思う。アートパークはずっと、公園で遊ぶ意義を地域のさまざまな人や大学生、教員と考えてきた。遊びはとても創造的な行為で、きっかけさえあれば誰でも遊びを広げていけると思う。アートパークに来て思い切り遊ぶ体験をしてもらいたい」と話す。
開催時間は10時~15時。参加無料、申し込み不要。小雨決行(雨天の場合は7月13日に延期)。