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松戸市で松戸神社神楽殿「天井絵」「杉戸絵」一般公開

松戸神社神楽殿の杉戸絵

松戸神社神楽殿の杉戸絵

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 松戸神社(松戸市松戸)神楽殿で現在、市指定文化財の天井絵と杉戸絵が一般公開されている。

松戸神社神楽殿の天井絵

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 1888(明治21)年に日本画家の佐竹永湖(えいこ)と錦谿(きんけい)が描いた同作品。天井絵は36面、杉戸絵は4面1図となっている。一般公開は、今年7月28日に市の文化財に指定されたことを記念して企画した。

 天井絵は、水墨画を基調に四神や動物を描いた永湖の作と、彩色画を基調に植物を描いた錦谿の作からなり、伝統的な江戸絵画の画風を継承したものと評される。杉戸絵は、永湖の作で3頭の唐獅子(からじし)と紅白の牡丹(ぼたん)が描かれている。

 市教育委員会社会教育課の桑原雅子さんは「神楽殿改築時の修復で専門家により、明治中期の美術品として高く評価された。奉納者の名前も記されており、歴史的資料としての価値も認められ、市指定文化財となった。通常は一般公開しないのでこの機会にぜひ観覧いただければ」と話す。

 公開時間は10時~16時。入場無料。12月11日まで。

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