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松戸で震災直後の献立を考えるワークショップ-3日間生き延びるために

防災講座を主催した東日本大震災復興支援 松戸・東北交流支援プロジェクト代表の古宮保子さん

防災講座を主催した東日本大震災復興支援 松戸・東北交流支援プロジェクト代表の古宮保子さん

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 松戸市女性センターゆうまつど(松戸市本町)で9月7日、「避難所での生活と生き延びる工夫を避難者に聞く『伝えたい大震災の記憶・学びたい大震災の体験』」をテーマに防災講座が開催された。

日常食を使って震災直後の3日間の献立を考えた

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 同講座は2部構成で、午前中の第1部は「日常食を非常食に作り変える~3日間生き延びるために~」テーマにワークショップを開催。調味料と2時間使えるカセットコンロがあるという前提条件で、参加者がグループに分かれて自宅にある食料品をストックヤード表に書き出して、保存状態で「常温」「冷蔵」「冷凍」に分類。震災直後の3日間を想定して、机上で食事の献立を作った。

 参加者は「冷蔵庫が使えないので足の速い冷蔵・冷凍食品を早めに消費する」「冷凍食品は保冷剤代わりに使う」「米はまとめて炊く」「火を使う時はガスの節約のためいろんな食材をまとめて温める」など、工夫を凝らして献立を考えていた。男性のいるグループでは必ず晩酌がメニューに挙がり、会場の笑いを誘っていた。

 参加者が作った紙食器で非常食の試食会も行われ、「レトルトカレーは、ごはんだけ温めて食べても十分おいしい」「ピクニックでも使える」「ひじきは味がないので、カレーと一緒に食べた方がおいしい」などの声が聞かれた。 

 午後の第2部は「避難所ってどんなところ?大震災で困ったことは?」をテーマにした講演と、「伝えたい大震災の記憶・学びたい大震災の体験」テーマにしたパネルディスカッションが行われた。

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