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松戸・八柱駅前「リコー書店」が閉店 44年の歴史に幕

リコー書店社長の武藤武久さん(79)

リコー書店社長の武藤武久さん(79)

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 八柱駅前の「リコー書店」(松戸市日暮1、TEL 047-385-6300)が5月31日、閉店する。

店頭に掲示された閉店を伝える張り紙

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 同店は1979(昭和54)年にオープン。当時は現在の店舗から道路を隔てた向かい側に店を構えていた。社長の武藤武久さんは「現在の店がある場所は、千葉銀行八柱支店の駐車場だった。1981(昭和56)年に商業ビルが建ち、ビルの所有者の好意で移転できた」と話す。

 武藤さんは店の経営と並行し、八柱駅前中央商店会の会長としても活動。「あいさつまつり」「コスプレタウンフェスタ」など地元のイベントの運営にも携わった。「『八柱さくらまつり』のメイン会場になっている駅前ロータリーの4本の桜は、1980年ごろに自分たちが苗木を植えたもの。自分で言うのも何だが、八柱駅周辺のにぎわいをつくり上げてきた一人だと思う」と胸を張る。

 「10年くらい前までは新刊本はもちろん、コミック本、文庫本、雑誌など何でもよく売れた。夜遅くまで、電車が駅に着くたびにたくさんのお客が来てくれるので、23時まで営業していた」と武藤さんは目を細める。

 閉店について、「スマホが普及して、スマホでも本が読める、情報収集ができるようになり、本が売れなくなった。そこにコロナ禍の外出制限が追い打ちをかけた。自分の年齢、後継者などの問題もあり、閉店を決めた」と武藤さん。

 「開店当時、松戸市内の書店は当店も含めて45店あったが、今は7店しかない。以前は店の中がお客さまでいっぱいになっていたが、今はほんの数えるほど」とも。

 営業時間は10時~22時。

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